2025.5.12配信

こんにちは。MICHIYUQの丸山です。
5月も半ばとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

先週、日本最大級のスタートアップ展示会『Startup JAPAN 2025』に足を運びました。会場はまさに「AI」一色。採用難が続く中、プロ人材やエンジニア人材に特化したサービスも数多く出展されていて、人材活用の選択肢がますます広がっていることを実感しました。

さて、今週も、気になるニューストピックスを厳選してお届けします!

また、今回のトピックスは、「プレスリリースだけじゃない——“情報の届け方”の選択肢、見直してみませんか?」という内容でお届けします。広報といえばプレスリリース──そんな固定観念にとらわれていませんか?
実は、日々のちょっとした話題や、まだ“ニュースリリース”と呼ぶには早い情報にも、伝え方次第で価値があります。
今回は、プレスリリースだけに頼らず、関係構築や認知形成にも役立つ「情報発信の引き出し」を整理しました。
明日から使えるヒントとして、ぜひチェックしてみてください。

NHK記者の方からの情報提供大募集!
6月から企業に熱中症対策が義務付けられることになったことにより、熱中症対策に先進的に取り組まれている東京近郊の企業さんを探しているとのことです。
もし心当たりがある方は、5月16日(金)までに以下の内容をご返信ください。

・社名(URL)
・広報担当者名(連絡先)
・情報提供の概要



一週間の気になるNews勝手にピックアップ

よく寝る企業はよく育つ 7時間で社員に月3200円 広がる福利厚生
福利厚生には、その会社の価値観や考え方がよく表れます。
たとえば、女性活躍を後押しする制度が充実している会社や、ユニークなコミュニケーション施策を導入している会社など、それぞれの文化や目指す方向性がにじみ出ていますよね。
だからこそ、広報が主体的に働きかけて制度づくりに関わり、それを発信していくのも一つ。よく寝る企業というのも面白いですよね!

TikTokが日本で通販参入へ 2025年半ば、米国外の開拓急ぐ
いよいよ、TikTokでものが売れる時代が日本にもやってきますね!

社長の言葉で企業を変える 「つまらない」企業発信を「伝わる」に
「人は”人”に反応する」これはすごく共感しました!noteのタイトルのつくり方もとても参考になります。

PR TIMESにサイバー攻撃 個人情報漏えいの可能性は?
広報にも影響の大きいところですよね。インポートリストについても
PR TIMESから個別個別のアドレスに連絡を入れ始めてもらっているとのことです。

デジタルサービス開発のゆめみ、アクセンチュアによる買収に合意
ビッグニュースでしたね!優秀な開発エンジニアの確保や、デジタルサービスに対する深い知見は、今やどの企業にとっても希少であり、大きな競争力になりますね。

プレスリリースだけじゃない
—“情報の届け方”の選択肢、見直してみませんか?—

広報=プレスリリース、と連想されがちですが、実は情報を伝える手段は他にもたくさんあります。特に最近では、PR TIMESなどの配信プラットフォームが主流化し、企業によってはコーポレートサイトよりもPR TIMESを情報発信の起点としているケースも珍しくありません。

実際、私が支援している企業でも、初期伺った際は、PR TIMESで記事を編集・配信し、コーポレートサイトでは冒頭だけを掲載、あとはPR TIMESのリンクで遷移させるといった運用がされているケースは多々ありました。

確かに、PR TIMESはメディア以外の人もアクセスでき、情報拡散の点で非常に便利です。
ですが、本来の軸は自社コーポレートサイトであり、PR配信サイトは補助的な位置付け。しっかりと自社テンプレートでプレスリリースを準備し、自社独自のメディアリストに地道にアプローチしていく──その「ひと手間」こそが、確実な広報成果に繋がるのではないかと感じています。

また、プレスリリース以外にも広報手法は多彩です。

▼プレスリリース以外の情報の届け方(一部ご紹介)

・ニュースレター配信
 プレスリリースに満たない情報も、定期的な情報提供で関係構築に役立ちます。
 ※あるテレビ関係者に半年間送り続けた結果、番組化につながった事例も。定期的に送ることで記憶にも残りやすいし、これだけ連絡してきているからタイミングきたらいつかと思ってもらうということはあると思います。

・取材案内(代表のプロフィール付き)
 代表インタビューなどを想定し、プレスリリースではなく「案内状」として送るパターン。

・メディア向け勉強会・レク(メディアレク)
 自社の価値観やナレッジを“学んでもらう”場づくり。関係構築にも効果的です。

・メディアキャラバン
 同じテーマで複数メディアを訪問。記者クラブ投函と組み合わせるのも◎。

・noteやオウンドメディア連携による寄稿提案

 「こんなことが書けます」と実績を見せることで、連載依頼につながることも。

・調査リリースや他社とのコラボ

 届けたいテーマが明確にある場合は、ファクトを集めて調査として発表するのも有効。自社単独で伝えにくい場合は、複数社で“業界視点”の切り口を出すのもおすすめです。

ネタがない……と悩む時こそ、“届け方の選択肢”を見直してみるタイミング。
そして、情報は「届けたい相手」に届かなければ意味がありません。
どんな方法で、誰に、どんな言葉で届けるのか?
一緒に戦略的に考えていきましょう。


直近のウェビナーご案内

創業119年、初めて会社の“想い”を言葉に。
愛知の老舗缶メーカーが取り組んだリブランディングとMVV策定の舞台裏


  • 日時:5月21日 (水)12:00~13:00
  • ゲスト:側島製罐株式会社 代表取締役 石川貴也様
  • オンライン/アーカイブ配信あり!
「プレスリリースアワード2022」にてインフルエンス賞を受賞された、創業119年の歴史を持つ側島製罐株式会社 代表取締役 石川貴也氏をスペシャルゲストにお迎えし、リブランディングをテーマにセミナーを開催します。
石川さんのnote「100年以上経営理念が存在しなかった中小企業で社員と一緒にイチからMVVを作った話」からは、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を社員とともにゼロから築き上げていく過程の大切さがよくわかります。

このMVVが、その後の広報活動すべての軸となり、共感を生むストーリー性の高いプレスリリースへとつながっています。当日は、そうした広報の実践例やリブランディング成功の裏側について、たっぷりとお話を伺います。お楽しみに!





最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のメルマガも、ぜひお楽しみに!

引き続き、MICHIYUQをよろしくお願いいたします。
ご意見やリクエストがありましたらお気軽にお知らせください。